目黒 修人

母親による兄弟間格差、継父からの度重なる暴力で人格が歪んでいる。継父のせいで他者を暴力で屈服させないと気が収まらないことも多く、小学生時代から問題児として周囲から避けられていた。ゆえに孤立し独りで居る事も多かったが、中学に入ってからは不良ながらも人格者な同級生に恵まれたおかげで、欠席数は少なめ。その同級生に薦められたこともあって現在は市内屈指の進学校に通っている。意外にも特別努力せずとも勉強できる天才型。

サクの事は当初から鼻についており、（孤立する彼に）気を配る行為を不快に思っていた。突かれたくない事実を指摘された際に衝動的にサクをカッターで切りつけるが、その後サクの姉（=アイナ）が実兄（=アイト）に危害を加えた事とサクが不登校になった事でクラスメイトの態度が一変。クラスメイトの手のひらを反す様な発言に気持ち悪さを感じるようになり、更に他人と一線引くようになる。以降たびたびサクに謝罪する夢を見ては魘されている。

アイトの事は喧嘩も出来ない軟弱者と見下していたが、別に仲が悪いわけではない。かといって良いわけでもなく、互いに連絡先すら知らないほどドライな関係。アイトの精神的な成長を見て、将来について考えるようになる等、（長年母親に比べられていたこともあってか）どこかライバル視している。また、コウキの裏の一面を知る数少ない人物でもあり、コウキの見た目と内面のギャップも彼の将来を変えた要素の一つである。

他校上級生（=クルミ）と高１の時から交際していたが、現在は破局。